Sunday, May 20, 2007

昨日は6月20日、娘と息子が我々の結婚25周年を祝ってくれた。
本当は、5月15日だったが、日曜日にお祝いをしようとこの日になった。
食事場所は、まさに25年前に式を挙げた白金台の八芳園。
25年前の結婚式当日前夜は嵐のような大雨。
ところが、当日は朝からからりと晴れていい天気だった。

昨日も25年前と同様のいい天気。
伊豆からおじいちゃん、おばあちゃん及び芳子さんを呼んでお祝いをしていただいた。
食事は12時から。
堅苦しいセレモニーはせず、お祝いしていただくことに対し、簡単に感謝の言葉を言っただけ。

話はいつものように弾む。
おじいちゃんがいつものように昔話をすると、みんなから総すかん。
おじいちゃんは、私の前の席に座った。
ところが、今日のおじいちゃんは、どこか、変なのに気がついた。
昔話を始めるおじいちゃんの顔が、なぜか、私の叔父さん”五郎さん”に見えてくるのだ。
あれっ?と思うと、また、おじいちゃんの顔に戻る。
また、しばらくしていると、五郎さんお顔に変わる。
別に、五郎さんの顔かたちに似ているわけではないのに、おじいちゃんの目と鼻のところが、
五郎さんになっているのだ。

こんなことが3回か4回かあった。
私は、そのまま、気にも止めずに食事をした。
食事の後は、庭を歩いてみようということになった。
私は、ビデオカメラを持って、みんなの前を歩いていった。
すると、そこに、蛇が頭だけを出していた。
その蛇が私の目に飛び込んだ。
私は、なぜか不気味さを感じることなく、じっと見ていた。
蛇も、日の当たる方に出てこようとしていたようだ。
私は、その光景をなぜかビデオに納めようと思った。
この一連の光景は、特に変わったことではないが、おじいちゃんの顔が五郎さんの顔に変わったことの不思議さを思うと、なぜか、この蛇も関係があるような気がした。

ふと、私は、その蛇が親父の化身ではないかと思った。
その瞬間、あの五郎さんは、実は、お袋ではなかったかと感じた。
五郎さんとお袋は顔がよく似ていた。

私達の結婚25周年のお祝いに来てくれたのかと思った。
親父さんとお袋さんは私の結婚で最後までやきもきし、八芳園での結婚式を大変喜んでくれていた。

私は、夜、みんなが寝静まった後、写真の親父とお袋に話しかけた。
今まで、見守ってくれてありがとう。
25年が経ち、子供達が祝ってくれたことにかんしゃしている、と。

私には素晴らしい一日をもらった。